光の魔法を君に
☆★☆
「・・・さぁ、行こう。」
それぞれの武器を持って。
一歩踏み出す。
己が大切なものを守るために。
「・・・あと、少しで日が昇る。」
ソラを見上げて、太陽の位置を確認する。
下を見れば、まだ、誰もいない。
ここは、“時の丘”
幾度もの歴史が変わった場所。
大きく、深呼吸して・・・。
「みんな、あたしから言いたいことは1つだけ。聞いてくれる?」
前を向きながら問う。
みんなの思いが伝わってくる・・・。