ぼくたちの青春
「はじめまして!!1年3組の担任を務めます本堂俊也です。よろしくお願いします」
はげおじゃない!!
なんとなくいけめんだ!!
よかったぁ……。
「いけめんだね~。ひとみのタイプじゃない?」
「うん!!ちょぉータイプ!!でも先生なんだよねぁ…」
「いいんじゃない?先生×生徒の禁断の愛!!」
「えー!!うちの高校生活終わりじゃーん!」
「ぁははー!!」
そんな話をしていると誰かと目が合った。
目が合った相手は悪魔だった…。
悪魔は私と目が合ってすぐに顔をそむけた。
気分悪…。
なんでうちが顔そむけられなきゃいけないの?!
悪いのそっちじゃん!!
ぁ~。せっかくさっきまで楽しい気分だったのに…。
「それでは…そこの窓際の席の女子から自己紹介お願いします!!」
「え…。」
急に当てられてしまった。
私は自分の世界に入っていたから話なんか聞いてなくて…。
今どんな状況かもわからない…。テヘ…。すいません。
「自己紹介だよ!!愛から順番に!!」
「ぁあー。はい!!」
「では名前とか簡単に…」
「あ!!えっと…紺野愛です!高中からきました!え~と…。中学の時はバスケ部一筋でし た!!そのおかげで私はキャプテンにもなれたし中体連で優勝もしました!!こんなわた しをよろしくお願いします…?」
こんなんでいいのかなぁ?
つか…もろ部活一筋っていっちゃったぁぁぁぁぁ…。
ぱちぱちぱちぱち…
盛大な!!とわいえないけど…小さい拍手がおこった。
それから順番に自己紹介は続いていた…。
すると悪魔の隣にいた人の番になった。