私を嫌いにならないで【短】



「結ー、なぁ結ー!」

バコンっ。

『そんな大声で言わなくても聞こえるっていうの。』

耳がキンキンする。
あんたの声が耳障りなの。

「いってぇ。そんな固い物で殴るなよ。」

頭を押さえている飛鳥(あすか)因みに同級生。
それは私が試合用の為の紙が挟んである
それは固いだろうー。と誰もが思うファイルで殴ったから


『あんたを殴るのには丁度いいでしょ。』


「うわっ。酷でぇ。」

まだ頭を押さえている。あれ?ちょっとやり過ぎたかも…。



『飛鳥ちょっと調子に乗りすぎた。ごme「まぁ、そんな事より、サッカー部の部室に来て来れないか?」



っ!人が喋ってた時に何なんだよ。
本当に空気読めないな。コイツ。
顔が良いとこだけ負けちゃうんだよな。ウザいな…。
ほら、こっちを見てコソコソしている女子が何人か。見たら、ほら顔を赤面してるし



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