幼なじみ改造計画




「すいません、コレお願いします」

 3階、キモイゲームが立ち並ぶテナント。
 そこのカウンターで冬馬は持っていたレシートのようなものを差し出した。
 ……どうも、予約券だったみたい。

「はい、にゃんにゃん学園ですね、少々お待ちください」

 予約券を渡されたカウンターの店員は、わたしの事をジロジロと見ている。
 そりゃ、おかしいよね。
 普通、女の子と一緒にこんな場所、来ないでしょ!?

「おまたせしました」

 店員は裏から、中身が見えない分厚い袋に入ったゲームを冬馬に手渡した。

「ありがとう、ございます」

 嬉しそうだなー……冬馬。
 だったら、どうせ、中身はロクなもんじゃないよね……

「ねえ、冬馬」

「ん? なに?」

「どっかで、お茶しない?」

「え、いいけど」

「うん、じゃあ行こっ!!」

 もういいよね。最後に十分楽しんだでしょ?
 なら、そろそろ……冬馬を目覚めさせてあげなきゃ!!
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