幼なじみ改造計画
「……冬馬?」
「ん、どうした?」
「此処、よく来るの……?」
「もちろん、おれは超お得意様だぞ!!」
「……そう」
やめてよ……
そんなイケメン笑顔でキモイ事言わないで。
ああ、来なきゃよかった。
無邪気にこのキモイ空間で大はしゃぎする幼なじみ……
オタクなのは知ってるけど、此処まで酷いなんて、想像もしてなかった。
「えっと……たしか、3階だったな」
冬馬は財布から、なにかレシートのようなモノを取り出して、わたしの手を引き、エスカレーターに向かった。
その間も、わたしはずっと顔を伏せたまま、同級生に会わない事だけを願い続けた……
「ん、どうした?」
「此処、よく来るの……?」
「もちろん、おれは超お得意様だぞ!!」
「……そう」
やめてよ……
そんなイケメン笑顔でキモイ事言わないで。
ああ、来なきゃよかった。
無邪気にこのキモイ空間で大はしゃぎする幼なじみ……
オタクなのは知ってるけど、此処まで酷いなんて、想像もしてなかった。
「えっと……たしか、3階だったな」
冬馬は財布から、なにかレシートのようなモノを取り出して、わたしの手を引き、エスカレーターに向かった。
その間も、わたしはずっと顔を伏せたまま、同級生に会わない事だけを願い続けた……