シュークリーム
その後、村上君は会社の前でタクシーを拾って、家まで送ってくれた。


「明日と明後日は休みなんだから、とにかくゆっくり寝てろよ」


「でも、私……企画書が……」


「そんなもん、俺がやっておくから。お前、最近ほとんど寝てなかったんだろ? 先週くらいからは本当に顔色も悪かったし、とにかくちゃんと寝て早く治せ」


村上君は眉を寄せ、戸惑う私をベッドに縫い付けた。


そして、くれぐれも安静にするようにと何度も言い残して、心配そうな表情のまま帰っていった。


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