Escape from the DEAD
さて、これから学園からの脱出を続行する訳だが。

「少し思ったんだが」

紅が言う。

「学校の外、どうなってると思う」

要と芹はこの状況下で少し取り乱している。

いい機会だし、椅子に腰掛けて休息をとりながら話をする事にする。

「どうなってる…とは?」

「鈍いな」

要の言葉に紅が返す。

「ここを出れば助かる…そう思うのは甘いかもしれないって話だ」

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