十人十色~君の声を聞かせて~
「……面白がってたり?」
「全然! ホントにそれしかなくて……じゃ、じゃあご飯食べよッ?」
といってわたしの向かいに座らせた。
「いただきます」
「……いただきます」
お風呂に入ってキレイになったホームレスくんは、それなりに顔が整っていてなかなか男前だ。
「……? なんか顔についてるか……?」
「はや? なんでもないよ」
いつの間にかガン見してしまっていたようだ。
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