3人は学校の人気者
魁くんが私のことが好き?
私全然気づいてあげられなかった…。
自分の席について、私は考える。
私、どうしたらいいんだろう…。
あとの二人も何か言いたそうだったけど…。
「海上さん…」
名前を呼ばれて、後ろを向いた。
「どうしたの?」
「さっきは邪魔が入ったから、昼休み、屋上に来てくれないかな?」
「うん、分かった…」
このとき、私は何があるかなんて知るよしもなかった。
あのとき、零くんが言った言葉を思いだしとけば…あのとき、返事をしなかったら…。
私はそんな風に後悔しなかったんだろうか…。