コスミックダスト-戦塵の宮殿
「あのぉ・・・・・ボクはどうしたら」

サムトが不安げに話に入って来た。

「坊主はオレが面倒みてやる。イヤな思い出しかないキルジャで暮らすよりも、大阪でオレとやり直すのがええやろ」

「バカ言うな。サムトはオレと一緒にこの宮殿で暮らすのだ」

「宮殿だと? オマエの子分にする気かよ?」

「相棒だ。子分にしようとしているのは猟のほうだろ?」

「オレは坊主を弟として育てるのや。オレが須原サンの弟分だったのと同じように」

「ほら、やっぱり子分じゃないか」

「ちゃうわドアホ! 弟や言うてるやろ!」

「第一、地球に戸籍のないサムトが幸せになれるはずないじゃない。学校だって行けないし、結婚もできない。年とったって敬老パスや年金ももらえない」

「そんなもん関係あるかい。オレが丹精込めて面倒みてやれば、それが何よりの幸せや」

「そんな盆栽みたいな言い方」

「とにかく、坊主はオレが地球へ連れて帰る!」

「ダメだ!」

「帰る!」

「できない!」

「はは~ん、さてはオマエ、サムトと別れるのが悲しいんやろ?」

「それはオマエだろ?」
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