コスミックダスト-戦塵の宮殿
新学期最初のホームルームが終わり、オレは自転車置き場に来た。
1年の時からいつも帰るのは1番だ。
部活で汗を流すことなんて有り得ないし、いつまでも友達と喋っているのもウザい。
って言うか、学校には「友達」と呼べる人間がいない。
オレには両親がいない。
そのせいでガキの頃はよくいじめられた。
いじめられるのがイヤだった。
だから喧嘩を覚えた。
喧嘩が強ければ誰もオレをいじめたりしない。
そして腕を見込んで声を掛けてくれたのが暴走族の総長だった。
だから学校に友達なんて必要ない。
オレは自転車のカゴにカバンを放り込み、びっしりと並んだ自転車の列から自分の自転車を引っ張り出した。
だがハンドルが引っ掛かってなかなか出せない。
1番のりはコレが難点でもある。
無理に引っ張り出して将棋倒しにでもなったら面倒だ。
オレは暴走族でありながら、将棋倒しになった自転車を放置して帰るほど薄情な男ではない。
1年の時からいつも帰るのは1番だ。
部活で汗を流すことなんて有り得ないし、いつまでも友達と喋っているのもウザい。
って言うか、学校には「友達」と呼べる人間がいない。
オレには両親がいない。
そのせいでガキの頃はよくいじめられた。
いじめられるのがイヤだった。
だから喧嘩を覚えた。
喧嘩が強ければ誰もオレをいじめたりしない。
そして腕を見込んで声を掛けてくれたのが暴走族の総長だった。
だから学校に友達なんて必要ない。
オレは自転車のカゴにカバンを放り込み、びっしりと並んだ自転車の列から自分の自転車を引っ張り出した。
だがハンドルが引っ掛かってなかなか出せない。
1番のりはコレが難点でもある。
無理に引っ張り出して将棋倒しにでもなったら面倒だ。
オレは暴走族でありながら、将棋倒しになった自転車を放置して帰るほど薄情な男ではない。