読めない手紙

「…お守り。らみがバレリーナになって、日本に帰ってこれるように。あと」


瞬はネックレスを私の首につけた。

揺れるバレリーナは、とてもキレイ。


「顔あげて、らみ」


瞬に言われて、顔をあげた。

そしたらすぐ近くに瞬の顔があって。


気づいたときには、唇を重ねられていた。



そっと離れた瞬。



私は目を見開いたまま、瞬を見つめてた。


瞬は爽やか笑顔を浮かべた。


「らみはずっと、俺のそばにいてくれるよね?」


その言葉を聞いた途端、私は堰を切ったように泣き出して、瞬に抱きついた。

瞬も、私の体に手をまわして抱きしめてくれた。


< 16 / 20 >

この作品をシェア

pagetop