読めない手紙
「…お守り。らみがバレリーナになって、日本に帰ってこれるように。あと」
瞬はネックレスを私の首につけた。
揺れるバレリーナは、とてもキレイ。
「顔あげて、らみ」
瞬に言われて、顔をあげた。
そしたらすぐ近くに瞬の顔があって。
気づいたときには、唇を重ねられていた。
そっと離れた瞬。
私は目を見開いたまま、瞬を見つめてた。
瞬は爽やか笑顔を浮かべた。
「らみはずっと、俺のそばにいてくれるよね?」
その言葉を聞いた途端、私は堰を切ったように泣き出して、瞬に抱きついた。
瞬も、私の体に手をまわして抱きしめてくれた。