恋人ごっこ 〜幼なじみと Love☆battle〜




ハル)「何かな?えっと・・・」

陽が王子様スマイルで答えた。

表が王子様の陽は、朝が苦手だからいつも朝は不機嫌なくせに、私意外の人にはこうだから、むしろ凄いと思う。


アオイ)『さすが。切り替え早―ッむしろ尊敬するわ。』

つい本音を言ってしまった。

ハル)『うるさい。』

陽が小声で返してきた。

小声で言ったのに聞こえたようだ。



ミキ)「あっ、あの!!私、清水 美樹(シミズ ミキ)っていいます。」

ハル)「ごめんね、清水さん

――で、何かな?」

ミキ)「・・・っ///ちょっと話しがあって・・・。

ここじゃちょっと・・・
別の場所で話せませんか?」



あーぁ、陽の笑顔でヤられちゃったよ。
・・・清水さん?(←うろ覚え)
これはまた告白だな。



リョウ)「あの、小日向さん!ちょっと言いですかっ!?」



とか考えていたら、私にも来たらしい。


アオイ)「はい。なんですか?」

初対面だから、一応笑顔で話しとく。


リョウ)「・・・っ、あのっ、ちょっと話しがあって・・・。」


あー、コッチも陽のとこと同じ用件かー・・・




あ、自惚れとかじゃないよ?

これも、私達のいつも通りの朝。


もうすぐ、高校に入学して1ヶ月が経つけど、私達の告白の頻度は結構なもので。


1日に、朝、昼休み、放課後と、必ず3人には告白されてる。


私達が通う高校は、中高一貫校だから、中等部からも来たりして。
あの時はさすがに驚いた。




あ、じゃなくて、まずは彼だよね・・・
(ちょっと忘れてた)



リョウ)「あの・・・小日向さん?」

アオイ)「あ、ごめんなさい!それで、何かな?」

リョウ)「ここじゃちょっと・・・」

アオイ)「・・・じゃあ、場所移動しよっか。」

リョウ)「はいっ。」




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