恋人ごっこ 〜幼なじみと Love☆battle〜



−校舎裏−



告白・・・ということで、校舎裏へと来た私達。

『私達』っていうのは、私と、彼と・・・

陽と清水さん。




場所ないの!?

近くない!!?

50mくらいしか離れてないけど!?

いいの!?



2人は、告白で頭がいっぱいらしく、全く気にならないらしい。







ぃゃ、ぃゃ、ぃゃ、
気にしよう!?


リョウ)「俺、小西 涼(コニシ リョウ)って言うんですけど・・・


小日向さんの事が好きです!

付き合ってください!!」
アオイ)「ごめんなさい。」

リョウ)「え?」

あ、早すぎたかな・・・

まぁいっか♪



アオイ)「あ、ごめんね。あの・・・私も、小西君も、お互いの事よく知らないでしょ?だからごめんなさい!」

リョウ)「あ・・・はい。」


一気に捲し立てたため、小西君はポカーンとしてる。


よしっ、この隙に逃げよう!


アオイ)「じゃあ・・・」






ハル)「葵っ!」


少し歩いた所で、陽と会ったので、また並んで歩き始める。



アオイ)「今回はどんなコだった?」

ハル)「別に?ウザくなくて、断ったらすんなり。

でも告白するまでが長かったなーー。」

アオイ)「まあしょうがないじゃん。緊張してたんだよ、きっと。」


ハル)「どうでもいいな。」

アオイ)「ちょっと!?その言い方は酷いよっ!」

ハル)「葵だって時間が惜しいだろ。
今回もすげぇ早口だった。」

アオイ)「聞こえてたの!!?」


ハル)「お前の声がでかいだけ。」

アオイ)「はぁ!?」




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