シュガースパイス
「……好きです、結菜さん…」
「……私も…新藤くんのことが…好きよ…」
――結菜さんも…俺のことを?
「――…抱いて…新藤くん…」
結菜さんは色っぽい顔で俺にそう言うと、抱き着いてきた。
あぁ…俺は今、かなり幸せだ。
――…
「……っ…あぁ…ん…」
薄暗いベッドルーム。
軋むベッドの上。
結菜さんの甘い声が、表情が俺をおかしくさせる。
――ギシッ!!
俺はさっきよりも激しく、結菜さんの中を動く。
「あっ…!やぁっ…!!」
結菜さんは快楽に顔を歪ませ、シーツをギュッと掴み、皺を作った。
「結菜さん……っ…俺のこと…好きなんですか…?」
俺は途切れ途切れに彼女に問い掛ける。
額に滲んだ汗が、むき出しになった彼女の胸に落ちた。