私の恋and事件簿♥
私は隣の仮眠室に眠る第一小隊のメンバーに声を掛け、救急車まで走った。

運転席に乗り、松井さんから住所を確認。



「出動します――ッ」



救急車の無線機に流れる患者さんの容態。

…傷害事件っ!?

刺されて出血多量っ!!?

私は詳細を確認しながら、最短ルートを選んだ。

消防車では通れない道も、救急車なら通れる道もある。



「後2分で到着します」



消防庁に無線で知らせれば、本部からの指示が出されるようになってる。

救急車は、事情や場所によっては、サイレンを消す場合があるから。

狭い路地の場合は、近くで停車。

今回は、マンションの駐車場に入って良いらしい。
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