私の恋and事件簿♥
私の考えを見抜いてるであろう北斗が首を振ってる。



「お母さん?ちょっと下がって貰えますか…?」



私は2才位の子供を抱いてる女の人を退かせた。



「「苺愛――っ!!」」



兄貴と北斗の声を聞きながら飛び越える。

…はぁ…;;

何とか着地に成功。



「木ノ島警察の者です。今、下で私の上司たちが毛布を広げて待機してます。お子さんをしっかり胸に抱いて、ここから降りて下さい」



ーーピチッピチ…ッ

私の声に重なる、ガラスにヒビが入る音。

「怖い…」と泣く女の人に、私は「必ず受け止めますから」と、手を握った。
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