もう、遅かった



槙は?
と思い、焦って周りを見渡すと

槙はベッドにもたれて寝ていた

ベッドで寝れば良いのに…
と思った


俺はお腹がすいて槙を起こした

「あっ、ごめん」
そう言って槙は起きた

「ご飯だよね?作っといたから、すぐ出来るよ」

パタパタとキッチンに向かう槙を見て

泣くわけないか、と思い一瞬にして夢のことを忘れていた


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