もう、遅かった



ぼーっとしてると


「出来たよ」
と言う槙の声


リビングまで向かうと綺麗に盛り付けられた料理があった


いつもの定位置に座りテレビをつける

そして何も言わずに食べ始めた


後から座った槙は
「美味しい?」
と聞いてくる

お決まりのパターンだ


「うん」
と告げると笑って


「いただきます」
と食べ始めた



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