続・アイドルまっしぐら!!
「ふぅ……。ここまで来たら大丈夫かな。」
マンションの裏口から外に出て、少し歩いたところで光樹はそう言って私の腕を離してくれた。
「里奈。ごめんな……」
光樹は相変わらず渋い表情をしているけれど、ようやく私に向き合ってくれた。
「……光樹?」
「……昨日、良介が家に来てさ。何かさ……言葉で上手く表現できないんだけど、別にこのままでいいんだって言ってくれてさ。」
「……うん。」
「俺、まだ当分里奈のこと好きだと思うけど、良介のことも里奈のことも嫌いになんかなれない。」
「……うん。」
「だから、もし里奈が許してくれるなら、俺……里奈の大切な人の一人でいたい。」
……その時の光樹は、とても男らしかった。