続・アイドルまっしぐら!!
「……ねぇ、どうして今朝はりょうくんの部屋の前にいたの?」
それから、学校に向かいはじめて、その途中で私はようやくそう尋ねることができた。
「今朝、良介から電話があったんだ。きっとマンションの前はマスコミでごった返してるから、一緒にいてあげてって。本当は自分が一緒にいてあげたいんだけど、今日はどうしても『Leaf Storm』に行かないといけないからって。」
「そうなんだ……」
「世間的に周知されてることも、マスコミにしちゃまだまだおいしいネタなんだろうな。だから、さっきも表じゃなくて裏から出たんだ。」
りょうくん、忙しいのにちゃんと私のこと考えてくれてるんだ……。
「まぁ、とりあえずだ。良介から連絡があるまではおとなしくしてたほうがいい。『Master』の一件もあるしな。学校行ったら、面倒くさそうだなぁ……」
そんなことを言う光樹だけど、りょうくんのことも心配してくれてる。
「……ありがとうね。」
「ん?何か言ったか?」
「……ううん。何でもない。早くいこう!」
……吹き抜けていく風が、とても気持ちよかった。