神様、恋をください。
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杏樹へ             |
                |
宝探しゲーム |
杏樹のベッドの下を見るべし   | 
                |          
            慶仁より|
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「杏ちゃん何それ?」

『華恋のお兄様からの手紙。』

「見せて!!!」

『ヤッダー!』

「お願い!!」

特に変なことも書いてないし

見せてもいいけど意地悪してやろう

と思い...。

『ムリムリムリムリ!!!!』

と繰り返してやった。

そんな興味津々の華恋をよそに

私は手紙通りに探した。

『あった!!!』

手紙通り、ベッドの下に何かが_

?

また手紙??
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杏樹へ           

次は俺たちが初めて話した廊下

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



黙々と探した。

どんどん手紙が積み重なり___




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杏樹へ

これが最後。
お前のぽっけの中。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

なーんだ簡単じゃん。

最初からそう言えばいいのに...


またやっぱ手紙だ。

『嘘!?』

驚いた。

驚きすぎて

腰が抜けるかと思った。

手紙には_______。





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