神様、恋をください。


梅雨の訪れ________。


慶仁の家は、この病院から離れてる

サッカーがある時しかここへ来ない

 

*雨が降る=私たちは会えない*


こういうこと。


「続いてはお天気です。」

TVから聞こえる。

「ねぇ杏樹明日から梅雨らしいよ。」

菖の予報、情報は結構当たってる

「東京、雨気温は・・・。」



“雨”かぁ。

慶仁に会えない

話せない

そう思った。

遠距離恋愛に思えた。


なぜだろう。

2ヶ月前までの私は、

恋愛なんかに興味もなかった。

なのに今。

慶仁に会えないと苦しくて、

寂しくて、悲しくて。



「杏樹、大丈夫?」

『何が??』

「慶仁君、来ないんでしょ?」

『うん。まぁ。』

「ぅちも。彼、遠くて来れないんだって。杏樹と一緒。」

少し気が楽になった。

菖。

彼のコト信じてまだ付き合ってる。

たまに病院にも来る。

菖も私も立場が一緒。

私たちは病人。
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