神様、恋をください。

とうとうこの日がやってきた。

「あん、ぢゃ、ん!ヤァダーー!」

泣き虫華恋。

今日は外出許可週間初日。

華恋は朝一から泣いている

もう華恋には迎えがきたのだ。

迎えに来たのは...明日香さん。

明日香さんは華恋、もちろん慶仁の母親でもある。

『華恋、一週間経てば会えるんだから!ね!泣かないで!!』

華恋の泣き声は頭に響く。

「わ、わが、ったぁ。」

声になってないし。

「華恋、もう13歳でしょ!?」

菖はイライラしている。

きっと華恋の泣き声が気に障るのだろう。

「ごめんなさいね。華恋、廊下に出てなさい。」

明日香さんは微笑んだ。



明日香さんは慶仁とそっくりで美人。

私の憧れの人


「杏樹ちゃん?よね。」

明日香さんに声をかけられた。覚えてもらえてて安心した。

『はい。どうもお久し振りです。』

「前より、元気そうで安心したわ。よかったら、外出許可週間に華恋に会いに来てくれない?」

『はい!!喜んで!!』

好きな人のお母さんと会話ができるのは、とっても幸せ。

「じゃあ、お元気で。」

明日香さんはまた微笑んだ

「杏樹やるねぇ~。」

菖の余計な一言

『でしょ?』

自慢げに言ってみた。

「うるさい人がやっといなくなったところで...」

海に行く話しが始った。



ガラガラ_______
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