神様、恋をください。
「雄斗!!!」
入ってきたのは、菖の彼氏、雄斗君。
「よぉ!杏樹ちゃんも久し振り!」
最初、誰だっけって思ったけどすぐ思い出した。
雄斗君は、見た目はギャル男みたいだけど、とっても優しい人。菖のことを大切にしてくれてるし。私から見たら尊敬できるカップル。
「今、ちょうど海に行く話ししてたんだけど...」
「あぁ、この前言ってたな。」
「どうする??」
「杏樹ちゃんの彼氏は?」
「今日は来ないって。」
「んじゃ、いつ来んの?」
「次の練習日の時。」
なんか、2人で勝手に話が進んでる...私はここにいるべきですかね?
『あ、あのさ...』
私の声が聞こえてないのか、2人は永遠と話し続ける。
「だよねぇ。やっぱ千葉かな。」
「だろ?俺も。」
もぉ。
『あのさ!!!!』
精一杯の声を出した。
やっと2人は気づいた。
「ごめんごめん。何?」
『私はここにいるべき?2人で話した方が決めやすくない?』
「それもそうだね。」
「うん。だね。じゃあ、決まったら教えるね。慶仁君には次来た時に伝えよう。」
『わかった。うち、トイレ行ってくる。』
菖は頼りになるお姉さんって感じだけど、ちょっと自己中なとこがあって...。
「杏樹ちゃん。」
後ろから母親の声がした
私は無視してトイレへ向かった
私はいつになったら
素直になれるのかな?
ごめんって言いたいって思った。