私の日常
「はなれろやぁ!!」

私は妹の体を引っ張るが、全く離れる気配なし

こいつ…なんでこんなに離れようとしねぇの!?なんではずれないの!?


「オヤジぃ!!コイツ何とかしろぉ!!」

私はオヤジの寝ている部屋に飛び込み、叫ぶ

「…………………………スピー」

しばらく間を置き、わざとらしい寝息が部屋に響いた

「狸寝入りしてんじゃねぇ!!腸(ハラワタ)掻っ捌くぞこらぁ!!」

私は面倒なので狸寝入りをし始めたオヤジの腹を蹴った

「ごほっ…いい蹴りだったぜ…」

紅い新鮮な液体を口から吐きながら親父はそう言った

「いいからコイツはずせぇ!!」

「後は…任せた…」

「話つながってねぇし!!後は任せたってなんっだそりゃ!!生きろや!!」

「さようなら…がく」

いや、死んだふりにしても『がく』まで言わなくてもいいのでは?
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