私の日常
「てめぇ…明日からてめぇの飯をすべてしいたけにしてやる…!!」

私の父親はしいたけが大っ嫌いなのだ。弱みを握っているのでこちらが有利!!ははっ!!…え?悪人みたい?ほっといてくれ。こういうキャラなのだ

「すみません。手伝います」

その場に土下座する父。父親としての威厳のかけらもないな

「じゃぁはずせ」

「ん」

『ん』とだけ言ってオヤジが取り出したのはバニラアイス。なんでアイスなんか持ち歩いているんだろう

「…なんでアイス?」

とりあえず、なんで持っているかは置いといて、私は一番気になることを聞いた

「好物さ!!」

「は?」




「この匂い!!バニラアイス!?」



さっきまで振り回しても私の腕を離さなかった妹がアイス一つで私の腕を離した。おかしいだろう

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