ご主人様に首ったけ!
☆6☆ メイドらしいことをしてみよう
霧様のお部屋。


この間来たときはそれどころじゃなくて、全然視界に入る事はなかったけど、室内はすごく整頓されていて、余計なものが一切置かれていない。


家具も、青と白の二色で統一されていて、霧様のイメージにピッタリ。


性格もきっちりしていそうだし、こういうところにしっかり表れているんだなぁ、なんて思っていると、


「ねぇ、露」

「は、はいぃっ!?」


室内を凝視していたことを咎められるのかと思って、その場で直立していると……。


「?
ねぇ、露は、紅茶を入れられる?」

「……え?」


という思いがけない質問に、一瞬変な間が出来てしまった。



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