黒と白−世界の果て−




と、もう一人の男が、


「はは、アド、君が魔法を何でもない事に使うから失敗なんかするんですよ。失礼しました、ルト・オーウェンさん。私達はミシャナ姫のお供です。」


軽く笑いながら言った。


「うん……で、何のために?」


問うと、


「私がお祭りに行きたいって言ったんです。でも危ないから駄目と言われ、内緒で遊びに…。」


代わりに王女が答える。



「私達も駄目と言ったんですけどね。」



ふーん。王女も色々と大変なんだ。





「だから、見つかったらやばいんだよ。お前、言うなよ。」



恐い男が言う。




「言わないわよ。じゃあね。」



立ち去ろうとしたら、



「あの!あなたとお祭りを見てまわりたいです!」



王女が、そう、言い出した。




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