黒と白−世界の果て−
……って、
「あんた達、何でもっと早くそれ出さなかったの!?それ見せたらアクリア城の者だってすぐにわかったじゃない!!」
「忘れてた」
「忘れてました」
そして二人で苦笑い。
………。
だから、さっきミシャが証明書見せたとき怒んなかったのね…。
自分もうっかり忘れてたから怒る立場じゃなかったって事ね…。
「で、あんたは?」
兵士は今度は私に目を向ける。
「ないです」
「即答かよ」
アドに軽くつっこまれ、
「しょうがないわよ!ないもんはないの!」
と、ムキになる。
「何で作っとかないんだよ!国出る時は証明書は必需品って事、知らないのか!?」
「そんなの私が知るわけないでしょ――!?」
「知れ!」
「無理!」
「はいはい喧嘩はやめろよー。えー、まあ、とにかく、証明書がないなら無理だ。入るな」
兵士に言い切られ、私は口喧嘩をやめざるをえなかった。