Eternal kiss…


「こうしたら許してくれる?」


そう言って智は、お母さんが赤ちゃんをあやすときみたいに、背中をポンポンとしてくれる。




智の体温がちょうどいい。


ポンポンとする速さもちょうどいい。



眠気が襲ってくる。



「…智」


「ん?」


「おやすみ」


「ん、おやすみ」



智の胸に顔を寄せ、これでもかというくらい、智にくっつく。


寝やすい自分のポジションを探した。





智の心臓のドクンドクンという優しい音を聴きながら、あたしは再び目を閉じた。






 
< 28 / 74 >

この作品をシェア

pagetop