Eternal kiss…
「こうしたら許してくれる?」
そう言って智は、お母さんが赤ちゃんをあやすときみたいに、背中をポンポンとしてくれる。
智の体温がちょうどいい。
ポンポンとする速さもちょうどいい。
眠気が襲ってくる。
「…智」
「ん?」
「おやすみ」
「ん、おやすみ」
智の胸に顔を寄せ、これでもかというくらい、智にくっつく。
寝やすい自分のポジションを探した。
智の心臓のドクンドクンという優しい音を聴きながら、あたしは再び目を閉じた。