KAGAMI
午後の1回目の授業が体育。
だからなんだと言うのだろう。
この学校の時間割は、中学の時とだいぶ変わった。
毎日6限。
時間割は毎日同じ。
家庭科とか、技術の時間が特別日課としてたまに入ってくる。
普通科の高校だし。
特に特別な授業もなく、普通の授業を繰り返してる。
だから毎日同じ科目を繰り返して、進めていく。
授業日数が多いから、授業をゆっくり進めてるおかげで、休んでもあまり内容がとばない事が、アタシにとってはありがたい。
だからそれなりに、テストでも点を取れている。
だけど、それが何なんだろう?
先輩は何が言いたいのかな?
「それが、何です?」
今度はアタシが疑問符を投げかけた。
「窓際、後ろから2番目。」
先輩がポツリと言ったそれは、アタシの教室での席の位置。
「なんで知ってるんです?」
やっぱり先輩は超能力者なのかも。