極上お姫様生活【完】
「仲良いんだね」
肩を見ると、ブーと頬を膨らませた中村君が視界に入る。
あれ、不機嫌?
「まぁ…中学からのお友達ですから」
「ふーん」
中村君が喋ると、肩がむずむずしてくすぐったい。
暫く沈黙が続いた後、いきなり中村君がバッと顔を両手で隠した。
え…!?
覗き込むと、中村君の顔は耳まで真っ赤だった。
「…ごめん、蒼空ちゃん」
「どうして謝るんですか?」
首を傾げて聞くと、指の間からチラッと目を覗かせて、更に顔を赤くした。
「だって僕…あの子に嫉妬してるんだもん」