偽りの温もり
-どんなリオでも
受け止めてみせる…-

「どーゆう意味で
言ってんのか
分かってる!?」

何でこんなに
必死になって
訴えてるんだろう。

「分かってるよ…
あの時から
リオの事が頭から
離れないんだ」

こんな私、
雅也にはもったいない。

雅也には
もっといい人がいる。

「私の事
何にも知らないくせに」

「教えてよ。リオの事。
どんな人と出会って
どんな事があったのか」

優しい雅也。

冷たい事しか
言えない私。

世界が違いすぎる。

「…少し考えさせて」

私はそう答えるしか
他に言葉は
思い付かなかった。

「とにかく
今日は送るよ」

「…」

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