終わりの無い物語。
「日曜日って予定あるの?」



――んん?



ケツ触られてる気がするのですが・・・? これはこのスドオにセクハラ受けてる感じ? やっぱ予想通り?



次の瞬間。



「お前何してんだよ」



隣でズカッという音が・・・。



神城がスドオを殴ったらしい。ナイス、神城。



「何だよお前」

「久留巳の彼氏」

「杉谷さん、本当?」



黙ってうなずいた。



彼氏じゃないから。



でも今はそういう事にしといた方がよさそう。



「彼氏だから何?」

「お前のやってること、セクハラね。おっきな罪に問われるんだよ~?」

「・・・」

「他の車両行くか次の駅で降りろ」



低い声で言う神城に、スドオは限界のよう。冷たい汗を流して、電車を降りていきました。



「ありがと・・・」



そう言ったら神城にジッと見られた。



「何!?」

「いや、杉谷が俺の彼女か~と思って」

「はぁ!?」



あたしの大声で、周りの人は怪訝なまなざし。



「すみません・・・」



小さく謝って、小声で神城と話した。



「何であたしがあんたの彼女なのよ!」

「さっき、あいつに『本当?』って聞かれたときうなずいただろうが!」

「・・・。でも、それはッ!」

「い~や、ダメだからな。今からお前は俺の彼氏。つー事でよろしく~」



はぁぁぁぁぁぁぁ!?
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