千変万化の剣

「暫し待て。

誰かおるか？」

「はい。」

「軍備を確かめて参れ。

鉄砲の数はいくつだ？」


「少々御待ちください。」


数分後


「お待たせいたしました。

鉄砲はおよそ３０００挺。

弾、火薬ともに十分かと。」


「だそうだが、どうする気だ？」

「それはですね…」









数日後



「報告！

敵、騎馬隊が物凄い速さで迫っております。


最後尾には敵軍、将軍ネネ！」



「あいつか。

皆は作戦通り配置に着け！」




鉄砲を持った兵士が横にズラッと並ぶ。

「各列を３人にして横に１０００人並べ！」


幸大が声を張り上げる。



敵の騎馬隊が丘の上に現れ止まる。


ネネが出てくる。

剣を高く掲げる。


そして、


「皆、掛かれ！」

ネネが剣を振り下ろすとともに騎馬隊が走り出した。



「幸大！来たぞ。」

ベンケイが隣で言う。

「もう少し。」

騎馬隊が迫る。

「敵との距離が10秒で収まる位置。」

騎馬隊が近づく。

「まだだ。」

「「ゥオオオオォォォ！」」

騎馬隊が声を上げた瞬間、


「今だ！


<ノブナガ・三段構え！>

放て！」


ズダーン、ズダーン、ズダーン、ズダーン、ズダーン、ズダーン、ズダーン、ズダーン、ズダーン、