我が家の甘々執事サマ☆


「一応お聞きしますが、結愛さま、料理は?」


同じことを思っていたらしいハルトが口を挟む。その途端に顔を赤く染めて俯く結愛。


「いえ………」


………っ、可愛い。


初めて見るその恥ずかしそうな表情に俺はドギマギしていた。


うわ、どうしよう。


執事としてやっては、いや持っちゃいけない感情が心の中に溢れてくる。


「……ッ」



執事のタブー。
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