[続]嘘から始まる恋



「芹沢にも言われたの?」


「うん…。昨日、瞬くんが帰った後、お兄ちゃんが帰ってくるまでずっとお母さんの質問攻めにあってたんだよー」


口を尖らす私に、「へぇ〜」と返事する瞬くん。


それだけ!?



「不満そうな顔だな」


「そんなことないよ」


「俺のこと気に入ってもらえたんだろ?」


「…うん」


「だったらいいじゃん」


ニッと嬉しそうな表情を浮かべる瞬くんに、まぁ、いいか…って思わされちゃう。



< 102 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop