ゆうやけ
「結大切な話があるんだ」
突然口をひらいた純の目が、
まっすぐ、わたしを見る
いつもと違う純に
わたしの鼓動も高鳴る…

「教師になってまだまだ
半人前だけど…
辛い時、
うれしい時、
結が、隣りで
笑っててくれれば、
頑張れる
これからも、
俺の隣りで笑っててくれないか?
結、俺の奥さんになってほしい
結婚しよう…」


照れくさそうに

ポケットから

指輪を、出して

わたしの目を
まっすぐに見てる
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