黒猫~special cat~
しかし、あの港がいるとは意外だな
…あの、港が。
…だけど、驚くのはそれだけじゃなかった
次の校長の一言によって。
「…いるよ、この部屋のどこかに。」
『「「「ッ……!!!!?」」」』
一気に、緊張が走った
「…本当か?琉夏の時間稼ぎとかじゃ…?」
碧が確認をとる
「…あぁ」
…忘れてた。蓮が“俺サイドじゃない”ってこと
「……探せッ!!」
…おいおい、総。敬語は?
…とか、考えられるくらい変に冷静で。
目の前の窓を確認してから、俺は、俺は。
『はぁ、それ、ねーよ。』
俺は嵐龍たちの目の前で姿を現した。