【B】君の魔法









待ち合わせた
その場所には……
男連れの彼女。






その人が、
二級上の……
陸上部のホープ。



三笠先輩だと気づくのに
時間はかからなかった。





「私、今忙しいんだけど
 
 何?」





冷たい言葉が
校舎裏に小さく響く。





「まさかっ、
 お前が告白か?

 悪いな。
 
 お前みたいなガキには
 雪路は似合わねぇよ。

 お子様は、
 帰って、じーちゃんの
 手伝いでもしてろって」




茶化すような
三笠の言葉。



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