【B】君の魔法
パンドラの中身は
残酷すぎて、
ゆっくりとソファーから
立ち上がると
華南と晃一にお辞儀をして
二人の家を後にする。
慌てて
追いかけてきた祐太。
「尊子。
乗れよ」
促されるままに
車に乗り込む。
エンジンがかかり……
車を走らせる祐太は、
ホテルの駐車場へと
車を止める。
戸惑うように
車を降りると、
すでに
予約していたらしく、
部屋のほうへと通された。
「シャワー
浴びるだろ」
「先に使って。
私、メイク落としたりしなくちゃ」
「そんなのいいよ」