【B】君の魔法
「武流……さん……」
「武流だよ。
尊子……。
そう言ったはずだけど……」
静かに切り返した言葉に……
今度は……強気の姿勢で
切り込んでくる。
「武流。
……ここ……
貴方の家?」
「だったら?」
彼女は……
何も言わずに
無言で微笑んだ。
車は……
ガレージに滑り込む。
……趣味で買い揃えた
数々の車が並ぶ。
その中に……
愛車を
滑り込ませると……
静かにエンジンをとめて
運転席をおり
助手席のドアを開く。