王子様の溺愛カメラマン
だけどミキの発言に驚いたのは私だけじゃなかったみたい。







『え~~~~~~!?』


携帯の向こうからも大音量の悲鳴が聞こえてきた。


『ウッソ~~~!?なにそれ?日向がエマちゃん家にお泊まりぃ!?』






さらにその声に反応して


『は――――?!日向マジかそれ!!』

『お前ついにヤったの?!』


と亮太くん他数人の野次みたいな声も飛び込んできた。




どうやら…向こうの教室は今、大変なことになったらしい。


その後しばらく真由美ちゃんとの通信は途絶え


向こう側からはただギャーギャーと騒ぐ騒音が聞こえてきた。






私とミキは目を見合せた。


ミキは「ごめ~ん」と片手を顔の前に置き可愛くペロッと舌を出した。


ご…ごめ~んって…



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