王子様の溺愛カメラマン
―――…え??




突然の日向くんの言葉に頭から血が引いた。





そんな…どうして?



私は震える声を必死に隠して聞いた。


「な…なんで??私…なにか悪いことした?」



理由があるなら教えて欲しい。


直せるとこは直すから…

そんな悲しいこと言わないで。




『は?だから違うって』


「っじゃあ…なんで…」


『だ~か~ら~…あ―、もう』


日向くんはそこまで言うと一瞬苛ついたように息を吸った。


な、なんでイラつくの?

私がしつこいから??


私はパニック寸前だった。



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