王子様の溺愛カメラマン
学園祭当日は秋晴れだった。
うちの学園祭は外部からもお客さんがたくさん訪れる。
広いキャンパスは朝からお祭り騒ぎだった。
噴水横の広場ではフリマが、校舎前の並木道には屋台が並んでいる。
どれも学生主催のもので私たちのクラスはチョコバナナとクレープを売っていた。
手作りの屋台はペンキで可愛くポップアートしてあるんだ。
バナナに割りばしをしっかり刺すのはなかなか難しいんだよ。
空き時間にはミキと学園内を周りたくさん遊んだ。
ホールの近くを通った時
音楽科の学生たちが舞踏会の準備に負われているのが目に入った。
舞踏会―――…
今夜、日向くんは本当に来てくれるんだろうか。
そう思うと期待と不安で胸がドキドキしてきて。
無意識のうちに私は溢れる人混みの中で日向くんを探していた。
他校の生徒を見るたびに反応して。
バカみたいだよね。
冬島先輩に言われただけで来るかどうかも分からないのに。
だけど…逢いたい。
日向くんに逢いたいよ……
うちの学園祭は外部からもお客さんがたくさん訪れる。
広いキャンパスは朝からお祭り騒ぎだった。
噴水横の広場ではフリマが、校舎前の並木道には屋台が並んでいる。
どれも学生主催のもので私たちのクラスはチョコバナナとクレープを売っていた。
手作りの屋台はペンキで可愛くポップアートしてあるんだ。
バナナに割りばしをしっかり刺すのはなかなか難しいんだよ。
空き時間にはミキと学園内を周りたくさん遊んだ。
ホールの近くを通った時
音楽科の学生たちが舞踏会の準備に負われているのが目に入った。
舞踏会―――…
今夜、日向くんは本当に来てくれるんだろうか。
そう思うと期待と不安で胸がドキドキしてきて。
無意識のうちに私は溢れる人混みの中で日向くんを探していた。
他校の生徒を見るたびに反応して。
バカみたいだよね。
冬島先輩に言われただけで来るかどうかも分からないのに。
だけど…逢いたい。
日向くんに逢いたいよ……