王子様の溺愛カメラマン
「「とにかく!
大人の階段おめでとう!」」


「………」



俺の青春がこいつらにはよっぽどめでたい事らしい。


結局その日はその後も1日中冷やかされ続け…


昼には赤飯おにぎりまで食わされた。


こいつらのテンションは幼稚園児レベルか。




でもこうやって祝ってくれる仲間がいることは幸せだよな…



この一ヶ月間、確かに廃人になりかけてた俺を励ましてくれたのも二人だし。


あれは恋煩いっつーのかな?


撮影が手につかなくなることなんて生まれて初めてで苦しかった。





まぁ…人生何事も経験だからな。

終わり良ければ全て良しだ。


俺の経験値も確実にUPしてるはず。







そんな訳で

ようやく色恋問題がスッキリした俺は今とにかく無性に猛烈に…!


思い切りエマを撮りたい気分になっていた。



今日は写真スタジオのバイトがあるから丁度良かった。


俺は早速エマを呼んだ。


一ヶ月も時間をロスしちまったからな。



今日は撮りまくってやる。


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