王子様の溺愛カメラマン
「っ…さぶぅ…」



部屋に冷気が入り身震いする。


こんな寒い中、帰っていく日向くん…


日向くんが出ていった窓を静かに閉めながら


私はたまらなく恋しくて切ない気持ちになった。





喧嘩して…

素直に気持ちをぶつけ合って…


前よりももっとお互いの気持ちを分かり合えた気がした。



心の距離が近くなった。


仲直りして…前よりもっと日向くんに近付けた。


一緒に眠った日向くんの腕の中は熱くて大きくて…


ドキドキしたけど安心した。



日向くん……

大好きだよ。


大好きすぎて、たった今まで会っていたのにもう寂しい。




日向くん…

私もう寂しくなっちゃったよ……




こんなんで…

もっと離れたらどれくらい寂しくなるんだろう?




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