桜よりも・・・
嫉妬
ー数日後・・・



とうとう、花見の日になった。


花見と言うことで、いつもよりおしゃれな服装で来ていた。




花見に行きたいと思っていた相手と行けるなんて・・・
だから、いつもよりおしゃれな服装で来た。




・・・って!わ、私は何を考えている!!!
最近は、碓氷の事を思うとこうなってしまう・・・


なぜだろう・・・?前までは、そんな事なかったのに・・・






「美咲ちゃん、何考え込んでるの?」



いろいろ考え込んでいたら、碓氷が顔を覗かせて話しかけてきた。



「な、何もない!!///」



顔を覗かせてきたとき、一瞬にして、心臓が跳ね上がった。

心臓が跳ね上がったのと同時に、顔が赤くなったのが、自分でもわかった。



「否定しているわりには、顔が真っ赤だけど・・・?」

「う、うるさい!!!早くいくぞ!!!///」




なんで、素直になれないんだろう・・・?

素直になれなくて、言葉が乱暴になってしまう。


前に、碓氷に「素直になったら?」と言われた。


自分も素直になりたい・・・
でも、なれない・・・

どうしたら、素直になれるんだろう・・・?






私は、真っ赤な顔を俯かせて目的地へと向かった。



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