たとえばセカイが沈むときのレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2011/06/04 19:58
投稿者: 千原 奏実 さん
ネタバレ
セカイは無であり、有であり

現実はあまりにも残酷で、虚しい。隣にいたはずの彼女がいなくなった、自分のセカイの中心だった彼女がいなくなった。
結局、残ったのは"無"という哀しみ。

もしも、に縋り付いて
今度こそは、に縛られて

元のセカイに。
元あるべき姿に。


未来も過去も。
彼女がいないと"無"であり。苦しさだけが残る。
未来も過去も
彼女がいれば、セカイに光が燈る。

涙を捨てて、後悔を胸に。何度でも。



そんな痛みに帯びた主人公を、見守れるのは読者だけなのかもしれません。
救われない物語だけど、どこかで幸せがありますように。

素敵な作品でした。ありがとうございました。

レビューを見る
pagetop